はじめに
VSCodeには, 拡張機能を追加することで, C++での開発が圧倒的に早くなります. 特にintellisense機能が優秀でクラス, 関数, 変数が気持ち良いぐらいに補完されます. しかし, ROS関連の補完は, デフォルトの設定だとパスが通っていないので, 追加で設定しないと補完が効きません. そこで, ROS関連の補完を効かせるまでの流れについて説明をしていきます.
環境
- Ubuntu Desktop 16.04
- ROS Kinetic
拡張機能のインストール
まず, 拡張機能の検索画面でC++
と検索すると以下の拡張機能が見つかると思います.
これは, C++/Cの補完を強化する拡張機能ですので、インストールします.
インクルードパスを設定
Control + Shift + Pでコマンド画面を出してC/Cpp: Edit
と検索して, C/Cpp: Edit Configurations...
を実行します.
そうすると, c_cpp_properties.json
というファイルが開くので以下のように編集します.
{ "configurations": [ { "browse": { "databaseFilename": "", "limitSymbolsToIncludedHeaders": true }, "includePath": [ "/home/atsushi/catkin_ws/devel/include/**", "/opt/ros/melodic/include/**", "/usr/include/**" ], "name": "ROS", "intelliSenseMode": "gcc-x64", "compilerPath": "/usr/bin/gcc", "cStandard": "c11", "cppStandard": "c++17" } ], "version": 4 }
※ /home/atsushi
の部分は適宜自分の環境に合わせて変更してください。
自分の環境では, この設定で補完が効くようになりました. もし動かない場合には, コメントを頂けると助かります.